マザーグースの「10人のインディアン」を彷彿とさせる、イギリス文化を体現した物語。
バレンタインデーに観る映画かも。
驚異的な売り上げを誇るお菓子メーカー"ウォンカ"の招待のもと、幸運に恵まれた5組の親子が、彼の工場の中で夢のような不思議な体験をしていく。
そして、まるで仕組まれていたかのようなさまざまなハプニングが起き、子供たちは一人、また一人と消えていく。
ウンパルンパは風刺歌を歌い、小生意気な子供達の「処刑」は不安感を抱かせるが、奇妙な爽快感をも感じさせる。
子供というものは出しゃばらずに大人しくしている方がよいと言っている内容は、日本の風土にも合っており馴染める。
家族が居ることの暖かさを表現したラストも心地よく、記憶に残る一本となった。
2016/07/28