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君よ憤怒の河を渉れのFutosiSaitoのレビュー・感想・評価

君よ憤怒の河を渉れ(1976年製作の映画)
3.5
 大映の大社長、永田雅一が憤怒を「ふんど」と呼び違えたからこうなった題名らしいが、音楽が軽くて凄すぎた。音楽抜きで、考えよう。
 ついでに、つじつま合わせのような設定も、違和感のある熊の着ぐるみも忘れて評価しよう。
 ともかく、原田芳雄が渋い。高倉健と演技でも火花を散らす「男祭り」だ。
 日中平和友好条約のあと、初めて中国で公開された日本の娯楽映画ということで、観客動員8億人とも言われている。
 おかげで健さんのみならず、中野良子も大人気になった。
 いろんな意味で、画期的な映画なのだ。
 でもなあ……。
 
P.S.福山雅治主演で、ジョン=ウーが映画化?健さんと芳雄さんの渋さと色気は出せないぞ。と思うのは俺だけでないはず。
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