大映の大社長、永田雅一が憤怒を「ふんど」と呼び違えたからこうなった題名らしいが、音楽が軽くて凄すぎた。音楽抜きで、考えよう。
ついでに、つじつま合わせのような設定も、違和感のある熊の着ぐるみも忘れて評価しよう。
ともかく、原田芳雄が渋い。高倉健と演技でも火花を散らす「男祭り」だ。
日中平和友好条約のあと、初めて中国で公開された日本の娯楽映画ということで、観客動員8億人とも言われている。
おかげで健さんのみならず、中野良子も大人気になった。
いろんな意味で、画期的な映画なのだ。
でもなあ……。
P.S.福山雅治主演で、ジョン=ウーが映画化?健さんと芳雄さんの渋さと色気は出せないぞ。と思うのは俺だけでないはず。