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デス・マスクのhideharuのレビュー・感想・評価

デス・マスク(1988年製作の映画)
1.1
2017.8.22 DVD-Rで鑑賞。
随分前に買ったレンタル落ちのVHSから移植したものをやっと見た。

酷い映画だった。こんなのが日本でレンタルビデオになってたんだなぁ。バブルだったから何でもありだったんだね。

こんな映画をこれから見る人もいないでしょう。見たくても見れないと思うし。なので構わずストーリーも書いていきます。

トミー少年は両親と妹と弟の5人暮らし。母親は実の父である彼らのお爺ちゃんを毛嫌いしていたが何故かお爺ちゃんはトミーを可愛がる。あるハロウィンの夜にお父さんがお爺ちゃんにうちの家族に関わるなと苦情を言いに出掛けましたがお爺ちゃんの仲間に殴られ、お爺ちゃんが首を切断して殺し更に車とともに燃やしてしまいます。お爺ちゃんは悪魔崇拝者のリーダーだったのです。そしてどうやらトミーはお爺ちゃんとお母さんとの近親相姦で生まれた子供のようです。

時は流れトミーも立派な青年に、しかし定職にも付かず家族とも折り合いが悪い様子。
そして今年もハロウィンが巡って来ました。妹のベラはボーイフレンドとパーティに行く予定、ベラの友達ベスは2番目の兄で今は警察官であるロジャーに一目惚れ。

まずはトミーのガールフレンド(セフレ?)が儀式用のマントに悪魔のマスクの人物に殺されます。

次はベラのボーイフレンドがやはりマスクの人物に殺されます。この殺しがシャベルで脳天かち割りで唯一の見せ場です。

ベラはトミーのせいと思い儀式に乗り込みますが逆に捕まりお爺ちゃんに生贄にされそうになります。しかし正気を取り戻したトミーがベラを逃がします。

ハロウィンパーティの会場にいるロジャーに顛末を話しロジャーと保安官が儀式の行われていた納屋に急襲しますが既にもぬけの殻。
その頃パーティ会場では先ほどロジャーに言い寄っていた年増女がトイレで殺され、そしてベスまでもが殺され、そこにお爺ちゃん登場。そしてマスクの人物も。
犯人はどちらなのか?
お爺ちゃんもマスクの人物に殺されますが息を引き取る前に不思議なパワーでロジャーに何かします。ロジャーはマスクの人物を躊躇いもなく撃ちます。

マスクの人物は実は母親でした。
そして悪魔の儀式はお爺ちゃんが亡くなった後も執り行われリーダーに成ったのはロジャーでした。

88年の映画とは思えないくらい酷い出来です。話の繋ぎが関係のないパーティ会場のストリップショー、路上コメディアン、半裸で蛇と踊る女、ヘビメタバンドなど出て来ます。全く話に絡まない。

何の説明もないので、お爺ちゃんが不思議なパワーを急に使ったり、子供達のボーイフレンドやガールフレンドを殺してたのは母親だったのか?真相もイマイチ分かりませんが状況から言ってまず間違いなく母親が殺してたのでしょう。家族の大切さをよく口にしてたけどそれが殺しの動機?
トミーは何だったのか、お爺ちゃんの血を直接受け継いでいたから後継者となるために可愛がられていたのに突然ロジャーにお株を奪われてしまって。
ベラを逃したからお爺ちゃんはトミーを見限ったにしても例のパワーで操れば良いのにって感じです。
全くもって意味不明な展開でした。

こんな映画の監督はこれ一本だけかと思ったら意外に日本に何本も入って来てますね。つまらなさ過ぎて内容も思い出せない「オープンハウス」もこの監督だったのか。あのビデオはジャケットだけは期待させる感じだったけど、本当に何も思い出せない。

自分のこの投稿が唯一の投稿になるのだろうか。
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