このレビューはネタバレを含みます
「アウシュビッツ」を題材にした作品はこの他にも沢山あるけれど、ここまで子ども目線で撮られているのは初めて観た。
純粋無垢な少年だからこそ、よりこの時代の残酷さが際立つ。
鉄柵を通してのやり取り。
ほんとはもっと一緒に遊びたかったよね。
戦争や迫害は勝った方も負けた方も、迫害した側もされた側も、みんな心に傷を負う。100人いたら100人全員が不幸に、悲しみに暮れる。
だけど、今もなお、この地球上で、わたしの知らないところで、残酷な悲劇が繰り広げられている。少なくともそれだけは忘れずにいたいと思う映画。