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リビング・ブラッド
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『リビング・ブラッド』に投稿された感想・評価

3.4
ダムの底に沈む事が決まり住人がほぼ引っ越した山深い町。保安官事務所でも引越の準備が進められていたが、そこに突然全身血塗れの少年が現れる。保安官のジャックはかつて恋人が犠牲になった失踪事件に関わりがあるのではと尋問を開始。だが付着した血液は三人以上、採取した指紋は失踪事件の被害者達と一致する。更に彼の血液に触れると事件の被害者の幻想を体験。少年は被害者達の怨念が生んだ物なのか?・・・というストーリー。
失踪事件が相次ぐ森に突如現れた血塗れの少年と失踪事件の謎に迫るオカルト・サスペンスホラーです。監督は「烏」等のシェルドン・ウィルソン。
保安官事務所から消えた少年を追い、森の調査を始めるジャック。一方、失踪事件を起こしていた殺人鬼も再び活動を始める、という内容です。
「三人以上の血液と複数の失踪者の指紋を持つ血塗れの少年」という導入部分はインパクトもあって面白く話しに引き込まれます。保安官事務所の取調室に椅子に手錠で拘束されてる少年の全身に小さいクモが這い回ったり、森を調査していて木についた血にジャックが触れたり、取調室にジャックが入ろうとしたら全身から血を流し始める少年の絵面もインパクトありましたね。ヒロインの女性保安官ローラの都会で刑事してる父親レイに応援要請しようとしたら、他の地域でも(全世界で?)同じ血塗れの人間が現れているという情報が出てくる所もいきなりスケールデカくなった感じがしてワクワクしました。
少年の正体を巡るサスペンスと次々起こるオカルト現象を描く前半は面白く飽きません。ただ、連続殺人犯をめぐる後半からは少年の存在がどんどん希薄になっていくのが残念です。前述した他の場所で現れた血塗れ人間に関してもそれっきり触れられず全く活かされなかったのは残念でした。
失踪事件を起こしている殺人鬼も登場した時から怪しさ満点でしたが、それから登場せず次に登場した時にはいきなり犯人として登場するので「お前だったのか!」という驚きはなく、むしろ「誰?」という感じです。
犯人の家に置かれた犠牲者達の腐乱死体はいい感じの鎖っぷりで良かったですね。
保安官助手のスチュアートの最後に関してもいきなりすぎます。前半で血に触れて、留置所にいた老人がレイプ殺人を行っていると知っていきなり射殺したり暴走気味な奴ではあるなと思ってはいましたが、それまでに彼が罪を犯した事を匂わせる描写があればよかったんですが。しかし過去にあんな事してる悪徳警官の癖に正義感ぶった事言ってたのか。血塗れ人間が現れた瞬間、レイがさっさとスチュアート見捨てていくのはちょっと笑いました。
後半で恋人を置いて離れたせいで犠牲になった事で主人公の事恨む恋人の父親が女性保安官脅して連れだしたりするのも事態をややこしくしますね。その割にはアッサリ退場しちゃったし。この人わざわざ終盤出した意味あまり感じられませんでしたね。
少年が被害者の怨念の集合体である事は割かし初めの方で分りますが、主人公に犯人を逮捕して貰うのが目的かと思いきや最後は自分で復讐するので「だったら最初からやれよ!」と思いました(そしたらあの女の人とハンターのオッサンは死なずに済んだのに)集落から出る住人乗せたバスの前に現れて轢かれてバス動かなくしたのも意味不明でしたね。住民達を出さない為かと思ったけど、結局スチュアートが車で町まで送っていったみたいだし。そもそもなぜこのタイミングで現れたのかもわかりませんでしたね。ダムに沈む前に、死体を発見してもらって犯人を見つけてもらうためかと思ったけど、全世界で現れたこと考えると違う気がするしなぁ。
終盤で犯人が復讐される所はスカッとはしたので良かったですね。主人公に「助けて」と助け求めるけど見捨てられる所も。しかし、主人公何もしてないな(笑)
殺人鬼と幽霊という設定をどっちも詰め込んで欲張り過ぎた為にどっちつかずの消化不良になった感があります。もっと描きたい物を明確にすればかなり良作になったのでは。
ラストはビックリしました。あれは今度は復讐された殺人鬼の怨念が集合体となって現れたということかな?
ツッコミ所も多く色々惜しい部分もありますが暇つぶしに見る分には普通に楽しめるオカルト・サスペンスです。アイディアはいいからリメイクしたら傑作出来そう。
血塗れで裸の男が追いかけてくるってビジュアルの斬新さに対してストーリーが完全に負けてる。勿体ない…。過去の事件とかどうでもいい話を引っ張って雑な解決。ラストは意味不明。
jr
2.1
少年の血塗れ具合は良かったのにね
その血を吹きとってたシーンがあるんだけど絶対シャワーとかのが早いよね
これも洋画あるあるで手とか顔とかに付いた血をわざわざ拭き取るって言うやつ笑
絶対洗った方が早いのにね
画的に完全に洗い流さないでちょっと残す又は血みどろのままがセオリーなんだろうけと笑
ちなみに今作の場合は吹き取ったはずなのにどんどん溢れ出る…もう真っ赤な人間!
しかも本人のじゃなくて不特定多数の!
もうこれだけどえ⁈って惹かれるよね⁇

でも残念なことにとっ散らかってんな~
死体コレクションとかラストのグロいクライマックスとかは良かったのに…意味わからん所がちょいちょい
まとめるの下手くそか笑勿体ないぞ!

『リビング・ブラッド』に似ている作品

テリファイド

上映日:

2019年01月11日

製作国:

上映時間:

87分

ジャンル:

3.2

あらすじ

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