デパートで起きた連続殺人事件を追う、元刑事の話。
閑散とした冷たいルックや、日常に潜む異世界という世界観は、まるで黒沢清映画。
鏡を使ったトリック撮影も面白かったし、連続殺人事件の謎を追うミステリーとしても引きつけられるものありました。
なかなか主演作を目にする機会のなかった、ユ・ジテを存分に見れたのも嬉しいところ。
殺人事件が落ち着く、中盤以降がちょっと中弛みするし、「結局、鏡の世界って何なの？」という疑問も残るのですが、まぁ雰囲気も含めて、全体的には楽しめたかな。
黒沢清やユ・ジテのファンならオススメの作品です。
