女革命家の一生、というか、清朝中国を憂い、武力行使で働きかけようとした女傑実話。女性解放運動家としても。
今見ている星は既に存在しないように、彼女たちのしたことは死んだ後で云々と、同士と語り合う場面が哀しい。その死が他の人達を動かす力を持っても、剣カンフーより雑誌や詩文を武器にして欲しかった(辛亥革命後も生き延びた人物も)(でも彼女の詩文は残った)。最初は道楽小心者の若旦那が、自分の意志で妻としての彼女に寄り添おうとした姿が印象的。
時代考証も確かで、歴史物としても細部まで見応えあるのに、争い・戦闘場面が極端にカンフー映画化。
アンソニー・ウォンが情と公平な裁きをしようとする役人役。しみじみ。