ちー

もののけ姫のちーのネタバレレビュー・内容・結末

もののけ姫(1997年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

昔から怖いイメージがあって、見るのを避けてました。
(たまたまテレビをつけたときに首が飛ぶシーンだったので…)
見た感想は、思っていたよりもずっと深い話でした。
森や自然が人間によって壊されていくことの重大さを改めて考えさせられる作品でした。
序盤にとても美しい自然が描かれている作品だったからこそ、森や動物たちが人間によって壊されていく悲しみが強く感じられるようになってるなと思いました。
また、撃たれて血が出るシーンなどを隠さずはっきりと描いてることで、命の重みや戦いの壮絶さをより感じることができました。(正直怖かったので目を逸らす部分もありましたが…)

森を守ろうとするサンやモロ達と、村を作ろうとする人間の欲望の戦いがあり、アシタカは人間と自然が共存できる関係を作ろうとしましたが、サンは人間を好きになることができず、山犬達と暮らす生活を選びました。
オッコトヌシ様が祟り神になってしまうシーンはとても悲しく、シシガミ様がデイダラボッチになって首を取り返すシーンがとても迫力のあるシーンでした…
最後シシガミ様が緑に溢れさせた山は、とても美しかったです。

自然や野生の動物達について、とても考えられる作品でした。
ちー

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