このレビューはネタバレを含みます
23/10/7
美容室で見たので途中までの記録。
新しい構造の映画で面白かったです！
搭乗時間に4分遅れで着いたハドリー。
飛行機に乗れず次の便を待つ間に、充電が切れてしまいます。
そこで充電器を貸してくれたオリバーと出逢います。
オリバーはアメリカの大学で数学を勉強しており、なんでも確率や数値で表します。
意気投合した2人は空港内で一緒に食事をし、盛り上がっているうちに搭乗時間になってしまい2人で走ります。
ハドリーはビジネスクラス、オリバーはエコノミークラスのため飛行機内でお別れをしますが、オリバーの席のシートベルトが壊れていたためビジネスクラスに案内されます。
そこはハドリーの隣の席でした。
飛行機内でも2人は楽しく過ごします。
ハドリーは離陸が苦手ですが、オリバーがハドリーの好きな色、好きな食べ物、好きな動物を質問して気を紛らわします。
無事イギリスに着いた2人。
ハドリー父の2回目の結婚式へ。
お花がたくさんあって、とても素敵な式場でした。
披露宴を待つ間、ハドリーは来賓者の会話をふと耳にします。
なんとオリバーが行くと言っていた会場では、生前式をしているという話でした。
オリバーの母親は肺がんが見つかり、余命が間もないため母親の生前式を行なっていたのでした。
ハドリーはお父さんの2回目の結婚式について「再婚は構わないが、一度破った誓いをまたみんなの前で行うことが信じられない」とオリバーに家族の愚痴を言っていました。
ハドリーはオリバーが心配になり、結婚式を抜け出して生前式へ向かいます。
ここでオリバーの話が始まります。
オリバーはイギリス人のため、アメリカ人のハドリーとは入国審査の場所で別れます。
オリバーはハドリーを待っていましたが、ファンキーな弟が音楽を流して迎えにきたため警備員から逃げ出すため急いで空港を後にします。
オリバーのお母さんは舞台の上で挨拶をします。
「陰で褒められるのは好きではない。旦那と会ったことで私のストーリーが始まった。私のストーリーはラブストーリーでした。この物語に参加してくれて本当にありがとう」
とても感動しました😢（美容院で泣きそうになりました）
オリバーは本当はとても悲しんでおり、会場の裏側にいました。
母親がオリバーを見つけて2人になった時に「治療を受ければあと半年、1年は生きることができた。なぜ治療を受けないのか」と言います。
母親は「苦しみながら生きる人生になんの意味があるのか。わたしは私のままで生きていたい。」と言っていました。
残される側の気持ちと、病気と戦う側の気持ち、どちらのことを考えても辛くなりここでも泣きそうになりました…。
ハドリーは会場についてオリバーの家族に挨拶をします。するとオリバーが会場に戻ってきて、ハドリーと外に行きます。
ハドリーは「なぜ空港で生前式のことを教えてくれなかったのか。」と言うとオリバーは「自分の母親の余命が短いので生前式を行う。大好きなシェイクスピアを催してな、なんて言えるわけない」と伝えました。
ハドリーは、オリバーが数字ばかりで表現せずに今どう思っているのかを出して欲しいと言いました。
オリバーとハドリーが険悪ムードの中、オリバーの弟が「そろそろお開きになるので兄に挨拶してほしい」と迎えにきました。
ハドリーはその場を去りますが、相変わらず抜けているのでリュックを会場に忘れてしまいます。
オリバーのスピーチは感動しました…。
「母親がシェイクスピアの作品を僕達の前で演じてくれた回数、◯回、こんな数字で表すことはできません。彼女は僕の母親です」
このスピーチにとても感動しました。
生前式の発想はいいなぁと思いました。
