ノッチ

妖怪奇兵のノッチのレビュー・感想・評価

妖怪奇兵(1987年製作の映画)
2.0
武術の一派である陰陽堂にカオシェンという若者がいた。

ある日カオシェンは、陰陽堂でも秘奥義として伝えられている「陰陽道分元大法」の解説書を見つける。

ある街では、子供が一晩で突然老人のように衰弱してしまう怪事件が起きていた。

ぷっつんホラー7弾目。

『妖怪道士』とほぼ同じ頃にリリースされた道術系アクションホラー映画。

監督が『カンニングモンキー天中拳』『蛇鶴八拳』のチャン・チー・ホウで、アクション監督がユエン兄弟、製作をロー・ウェイがやっています。

武術指導はユエンファミリーが担当しているので、例によってしっかりしたアクションを見せてくれる。

だが正直、退屈この上ない映画であった。

妖術を使う師匠と弟子の戦いを描く話で、キョンシーも出てきたため期待したがそれだけだった。

ちなみに本作のキョンシーは、『鬼打鬼』の腐乱死体+『中華道士』のキョンシーって感じです。

製作が1987年で、このころジャッキー・チェンは『プロジェクトA2』を撮っています。

同じ香港映画でこうも出来が違うとはね~。

ちなみに、ぷっつんホラーシリーズで『妖怪奇兵』が一番ぷっつんしてると思います。

手足バラバラに切り離して敵と戦うという。

敵の技でバラバラに爆散した主人公が、バラバラの状態で逆襲し勝利するバラバラアクションが見もの。

というかほぼここしか見所がない。

また、子供の小便集めて強壮剤のようにゴクゴク飲むのは衝撃だった。

個人的にはウ○コに顔突っ込むとこが忘れられません。

こんなのポンポンリリースしてたって、 ホント素敵な時代ですよね~。

ファッションの流行りはめぐってきても、時間は戻りはしないですからね。

切ない。
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