萬屋錦之介版の藤枝梅安。
音羽屋が仕切る江戸闇稼業を、上方からやってきた近江屋が乗っ取りを画策し、中心人物である梅安と音羽屋を殺そうと仕掛けるが最後は返り討ちにあう話。
原作は未読だけど、結構原作に近いそうな。
なかなか色気があって良かったけど、自分の中での藤枝梅安はやっぱり緒形拳かな。
雪の中を歩くシーン、明らかにスタジオ内と分かる最低限の大道具しか置いてないのに光と闇でちゃんとそれらしく見せるテクニックに、昔の時代劇の凄さを感じる。
ストーリーで特筆するような部分はなく、まぁオーソドックスなエンタメ時代劇というところかな?