とぅん

舞台恐怖症のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

舞台恐怖症(1950年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

ヒッチコック作品にしては珍しく、女性主人公が事件に巻き込まれてアレコレ頑張る話。

どうしようもない悪女の女優に殺人の濡れ衣を着せられた、これまたどうしようもない男に助けを求められて、この男が好きだった女性が主人公っていう。
この主人公も何でこんな男が好きなのかなぁっていう、登場人物がどいつもこいつもって感じ。

男の無実を証明するために、元凶の女優の元にメイドとして潜入したり、めちゃくちゃ体張って頑張る主人公が段々凄いなって思えてくる。
途中で刑事ともいい感じになったり、色んな要素を入れようとしてるのが伺える。

最後は、実は殺人の実行犯は男がやってて、女優は焚き付けただけだったっていう。
主人公が男と密室で隠れている時にひと芝居うつのがクライマックス感あって、暗闇の中で目元だけを明るくする演出もあって緊迫感あって良かったな。鉄の幕に男が潰されちゃう幕切れもヒッチコックらしい。
とぅん

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