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有りがたうさんのameoのレビュー・感想・評価

有りがたうさん(1936年製作の映画)
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伊豆の山村と駅の二十里を行き来するバスの運転手、「ありがと~、ありがと~」が口癖な事から愛称は「有りがたうさん」(上原謙)。バスの乗客や山道を行きかう人達の人生模様が描かれる。



全編ロケ撮影という事で当時の山村、山道の風景が、また清水監督の棒読みなセリフの演出や言葉使い、掛け合いが何とも魅力的で、当時の世相が垣間見れる。悲哀をにじませながらも最後はすっきりと終わる大変楽しい映画でした。

原作は川端康成の掌編小説で、上原謙、初期の代表作。
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