好奇心には逆らえない
いつだって怖いのは「至って普通のひと」だ。
同じような殺し方で恐怖心を煽るアイデアを世にも奇妙な物語で見たことがあったことを思い出した。のですが、それも何年か前の話で。30年も前にはこの怖さが世界に流出していたかと思うと、ぞわぞわっとしてしまう。本編終わりのエンドロールは鳥肌が立ってしょうがなかった。
自分の病気のことを分からないで何かをしでかしてしまうひともいるけれど、これはまた違う。自分の病気のことを全て把握した上でこの犯行に及ぶんです。まあ、意味わかんねえよな。わかんねえわ。「普通のひと」なら分かんないんですよ。でもね、この事件の犯人だって周りからしてみたら「普通のひと」なんですよ、むしろ良い人。
そんな中また「普通のひと」だった彼は自らの末路を分かった上でダメだと思っていてもその飲み物を飲むんです。ダメと言われたものをやるのはなぜ?
逆らうには?やるしかないのだから。