こんにちは。
たった50年前の話。
New York州Sullivan郡、52,580人が住む処に、約50万人(!!)が集まる【Woodstock Music and Art Festival】(1969年)が開催された。
何故、この映画について書きたいのか?
やっぱり『Watchmen』(HBO)のお陰だな。
それとBob Dylan。
最近、1960年代という奇跡のディケイドについて気にすることが多い。いつからかな。
❶Tame Impalaが【Coachella Valley Music and Arts Festival】に2013年にステージに上がった時?
②Kendrick Lamarが2015年に『To Pimp a Butterfly』をリリースした時?
③Chance the Rapperが『Coloring Book』をmixtapeでリリースし、Nonameの『Telefone』が再発見(こちらもmixtape(❣️))された2016年か?
④2018年にBeyonceが【Coachella Valley Music and Arts Festival】にて圧巻のパフォーマンスを行った時?
❺Childish Gambinoが【Coachella Valley Music and Arts Festival】で客の1人からマリファナを貰い、ステージから降り、違う客とそれを一緒に吸った(生配信中(!!))2019年?
でも最初に気にしたのは、やっぱりChance the RapperがSam Cookeみたいだなと思った辺りからかな。
でも色んな出来事が重なったからだし。不吉なことは書きたくない。
お、『Russian Doll』でLoveの「Alone Again Or」が流れた時はどうだ?僕は立ち上がった?
2016〜2017年はT.Rexの「Fist Heart Mighty Dawn Dart」を聴いて僕は呑気だったよ。それも最高。
David Bowieが【Woodstock Music and Art Festival 】(1969年)の2日目、同じ日LondonでもBeckenham Free Festivalが開催された、その時の「美しい」瞬間だけを切り取ったのだろう曲「Memory of a Free Festival」をついさっき初めて聴いた時は?
David Bowieの「Eight Line Poem」(1971年)は聴いたことあったけど、リリックが意味不明だし。
ーー窓際のサボテンは部屋の中の大草原〔!?〕を眺めていると、車が衝突、Claraは両手に顔を埋める。〔サボテンは、この女性のことが好きなのかな?〕サボテンは故郷を見つけるのか?でも街への鍵は、空へとのびるおひさまの中。
↑このリリック、意味不明で、何故、サボテンは"窓際"という辺境にいるのか、この負け犬感が堪りません。僕には敗者の歌に聴こえますが、David Bowieはこの数年後、Punkにとって重要なアーティストとして見出されます。
『DAVID BOWIE: THE LAST FIVE YEARS』を観て、
ー何故宇宙船に?
ー心の中の会話が外に漏れたんだ。僕の内なる宇宙を拡大したのさ。宇宙船に乗るのは怖いからご免だけどね。(笑)宇宙に行きたいとは全く思わないよ。庭の外へ出るのも怖い。
と語る場面でジーンと来た。この場面、何度も観てしまいます。
初期のDavid Bowie、髪型がBob Dylan、Jimi Hendrix、Syd Barrettみたいだ。「Space Oddity」で"Major Tom"という架空のキャラクターを生み出し、Alter Egoでの語り口は「BlackStar」に至るまで続くのだが、"Major Tom"がいなければ、どうなっていたのだろう?Syd Barrettは狂気に落ちたよ。
僕はセイウチ。誰もがスーパースターになれる。
そんなの嘘に決まってるじゃん。
「Eight Line Poem」も「I Am The Walrus」も「Space Oddity」も、声は遠くから聴こえるのだ。そうやって、凄すぎるアーティストたちも、この「名声」は何なのか? と怯えていた。
Liverpoolのグニャグニャ世界観の超絶若い好奇心旺盛のパワフルなロックンロール冒険バンドThe Coralの「Simon Diamond」を聴いてくださいよ。リリックなんて最高ですから。
ーー人前で軽蔑されるのが我慢出来なくて。人間から植物へと姿を変えた。今じゃ彼は、脚を根っこと取り替えた。彼の腕は大地と結ばれている。
↑これ敗者の歌でしょう?でもこんな風に歌われたら敵わないでしょう?
「凄い」アーティストは皆、「敗者の歌」を歌うんです。それが共感を得て、支持者を集めて、1つの共同体を生むんです。それをサラッとかわしてしまうBob DylanやMarc BolanやJohn Lennonみたいなアーティストもいますが。
Sam CookeとMartin Luther King, Jr.を殺してしまい、黒人と白人が袂を分かち、混沌としてきた1970年初め、The WhoとDavid Bowieはある「準備」をする。「敗者のための力になる"何か"」だ。「敗者の歌」、「敗者の時代」という命題へと時代の半分が進む中、負けた者たちは力を持ち、シーン全体が多様になり、権力は細分化され、ってこれ、今みたいじゃないか。
それでも被害者意識は世の中を動かす。
地獄のような世界だ。
それでもいい兆しがあった。
それが『Watchmen』(HBO)だ。
フォローさせて頂いている方のレビューに2つの記事へのリンクがあった。
https://maash.jp/archives/13273/amp?__twitter_impression=true
https://yukashikisekai.com/?p=96940
あなたはBob Dylanの「Murder Most Foul」を聴かれましたか?
YouTube: https://youtu.be/3NbQkyvbw18
Spotify: https://open.spotify.com/track/55dw4v6Uw6lmqGUxM6vdzV?si=dxrYsIq5Rcai5jyIFcyXjg
Genius: https://genius.com/Bob-dylan-murder-most-foul-lyrics
「たった一曲で #ウォッチメン S1と同じことを成し遂げている。 #ボブディラン #poplifethepodcast #2010s」
こんな小鳥のさえずりも聴こえてくるのだ。
リリックにTulsaが出てくる衝撃。
いやBob Dylanにとっては当たり前のこと。
2020年は凄い年かもしれない。
こんばんは。
100年前だ。
KKKがTulsa race massacreを起こした。