BAC

エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPEのBACのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

・これは面白かった。
最初観ている内は、暴力に対抗するため暴力の技術を
身に付けた男が、ミイラとりがミイラになる社会派的な
視点で描く話かと思っていたら、ナシメントさんが
男気を貫く話だった。社会状況の苦さはあれど痛快。

・立場の違うナシメントとフラガが一週回って
実は似た者同士で、反撃の核になってるのがいい。
意志を曲げない二人が居ることで、陰鬱になりかねない
話に痛快さを呼び込んでる。

・いくらスラムだからと言っても
普通に銃を持ち歩いてる状況はおっかない。
ためらいも無く小銃を肩に掛けてるし。
分別の無い者に簡単に銃が手に入る状況はヤバくて
やはり銃規制が無ければ駄目だろうと思う。

・ナシメントさんとBOPの交流はもう少しあっても
よかったな。

・製作が2010年。当時よりも社会のタガが
一段と緩んでるわけで、システムに対抗するために
もう一方の社会システムを使ったナシメントさんの
やり方は今でも通用するんだろうかと思ってしまう。

・これは一作目とリメイク版ロボコップを見なければと思う。
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