ハテナ

血の祝祭日のハテナのレビュー・感想・評価

血の祝祭日(1963年製作の映画)
2.0
イシュタルの狂信者が彼女を復活させる儀式を行う話。
スプラッタ映画としては原点の方にあたる作品だそうです。

グロと言っても、基本的に「鮮やかに赤い血糊がべっとりついた何か」程度で、やっぱり初期のものだからか、まだそこまでグロくはないです。とはいえ、ひざ下がオーブンで焼かれるのはちょっとビビったw

そう、今回の主人公? たるこの男、エジプトの女神イシュタルを復活させる儀式を行うために、やむなく? 連続殺人をしているのでした!
復活の儀式とは人肉料理を使ったパーティーのことで、人肉料理が全部食べられたときに、最後にいけにえとなる巫女のもとへあの世からイシュタルがやってくる、という流れ。だから、せっせと食材集めをする必要があったんですね。

主人公の表の顔は食料品店の店主で、パーティーの料理を頼まれるのは楽なもの。とはいえ最後の犠牲者にパーティーの主役を選ぶのはダメでしょwwあんのじょうすぐバレてるじゃないwww
これまで指紋をはじめ一切の証拠を残してこなかったのに、最後の最後でガバガバすぎる。そこで焦ったら失敗するに決まってるだろ!

本人としては「食材集め」でも、世間からしたら「死体の一部を持ち帰るサイコパスな連続殺人鬼」で、しかも本人にはその辺の意識があんまりなさそうなのもさらに怖い。単純なグロ映像だけじゃなくて、何考えてるのかよくわからない怖さ、みたいなものがある。

観た日:2022/12/5
ハテナ

ハテナ