inazuma

イングロリアス・バスターズのinazumaのレビュー・感想・評価

4.0
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』鑑賞前にタランティーノ作品復習ということで一番記憶が薄れていた本作から。復讐モードのタランティーノがユダヤ人の怒りをナチスにぶつけます。復讐方法も映画人ならでは。"リーフェンシュタール"や"GWパブスト"などドイツの映画人の名前もたくさん出てきて勉強にもなりました。

冒頭の第1章からクリストフ・ヴァルツの巧みな話術に引き込まれました。この危ないオッサンの勇姿を2時間半近く堪能できるのかとワクワクしてましたが、これ以降は出番が減っちゃって残念。でも出番少ないながら出てきたときは必ず強烈な印象を残していきます。メラニー・ロランとの食事シーンとか素晴らしかった。クリームを塗る塗らないのくだりとか、ヴァルツのあの憎たらしい表情と喋り方がクセになる。最高の役者ですな。正直ブラッド・ピットの影が薄かった気が。

音楽が文句なし。特にメインテーマ。カッコいい上に、思わず口ずさんでしまうほどキャッチーなメロディが最高。
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