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新バーニング 鬼火伝説/虐殺の谷のhideharuのレビュー・感想・評価

1.5
2021.11.10レンタルDVDで鑑賞。

オリジナル「ハロウィン」が低予算で大儲けして、続いて「13日の金曜日」も大ヒット、1980年頃にはハリウッドでストライキがあり独立系の映画制作会社が低予算で儲かるホラー製作に飛び付いた。

そのおかげで日本でも80年春頃からあちこちでホラー映画が公開されていました。
本作もブームに乗って製作されたのだと思いますが日本未公開のまま多分、レンタルビデオ時代になって日本初上陸したのだと思います。
もちろん「バーニング」とは関係無いし、足元にも及ばない、はっきり言って出来の悪いスラッシャー映画です。しかし欧米ではスラッシャーを語ると必ず出てくるしタイトルでもあるのでコアなファンがいたりして。

40年前、森林公園の山奥ノースポイントで山火事があり何人ものジプシーが死ぬと言う事件があった。
そんな場所ながらキャンプに訪れる人は少なくないみたい。

冒頭、初老のカップルが殺された後は約30分ほど何も起きません。若いキャンパー6人が山の中を歩くシーンが延々と続き、合間に自然の中で生きる動物の姿がくどい程インサートされます。
キャンプに来ているのに山の中で御髪を整えるのにご執心なやたらと化粧の濃いワガママ女がいますが皆さんの想像通りにサッサと殺されます。ワガママ女とその彼が殺された後も森林警備隊のチンケなやり取りを見せられ、まだまだ自然を満喫する残りの4人。

本当に何も無いシーンが多い。サービスシーンはエッチを始めようかって時にオッパイをチラ見せ、あとは滝のようなところで日光浴の時にビキニの紐を解くシーン。でも手ブラで隠してます。
グロシーンは喉を抉られるシーンだけ。

ラスト間近でようやく全貌を見せる殺人鬼は特殊メイクというよりお化けのマスクのような顔で確かに長身ではあるものの妙に痩せていて力強さを全く感じない。おまけにヘンテコな黒い服を着てるという全くやる気のない感じ。

低予算とは言えあまりにも見所がないスラッシャーでした。
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