我路

稲妻の我路のレビュー・感想・評価

稲妻(1952年製作の映画)
3.7
大映
2024年 4月 7日 シネラ

オートバイで移動する小沢のエンジン音が聞こえるたびに、高峰のいやそうな表情がなんだかクセになる。

小雨が降り出して隣りの身寄りのない兄妹の洗濯を取り込んでるとこに、香川が帰ってきて縁側みたいなとこで、ウリを食べる明るい情景から、二階下宿に訪ねてきた母とのやりとりするにつれ、だんだんと暗くなって、隣家に灯りがともる。するとキヨ子は電灯に手を伸ばしてスイッチを入れる流れが、とてもいい。素晴らしい。

2人が涙を拭いて帰る母と送るキヨ子の歩いてゆく後ろ姿に終のエンドマーク。

35㎜フィルム上映もプリント状態悪し。ピント激アマ
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