PANDADA

ドリームスケープのPANDADAのレビュー・感想・評価

ドリームスケープ(1984年製作の映画)
3.0
超能力者アレックスはモルモットのように研究される事に厭き、今はその能力をギャンブルの荒稼ぎに使っていた。
そんな時、昔、彼を研究していたノボトニー博士から新しい研究に参加しないかと声をかけられる。
その研究とは超能力を使い、他人の夢の中へ入り込むという研究だった、、、という感じのお話。

なにぶん80年代の作品なので、CGもなく、特撮も粗いですが、脚本は良く出来てますね。

キャラの立場紹介から始まり、
研究内容のさわりと少年とのエピソード、
それに絡めてやや癖のある同僚の登場、
そうやって伏線をいっぱい張り巡らせて置いてからのメインのお話。

それらをわずか99分の中で過不足なく綺麗に織り込んであります。

無駄に長い映画が多い昨今、80年代名画のこういうテクニックを学んで欲しいものですね。

キャストも悪くないですね。

同じようなテーマの「記憶探偵と鍵のかかった少女(2014年公開、ホルヘ・ドラド監督)」とは「似て非なる」プロットですね。

知名度は高くないですが、観ておいても損のない秀作。
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