「香港版ダイハード」とも言われる、ジェット・リーことリー・リンチェイ主演の功夫アクション。
冒頭、特殊部隊のリー（リー・リンチェイ）の親子が目の前で爆弾テロリストによって爆殺されるという悲惨な導入からはじまるが、その３年後から続く物語は、急にドタバタコメディ中心で、冒頭で失われた命は何だったのか？と食い合わせが悪い展開。
そのコメディ部分を演じたのが、ジャッキー・チュンというシンガー出身の香港俳優なのですが、彼の役どころが香港アクション映画スターって・・・
明らかにジャッキー・チェンでしょ？と思わせる遊び心は好きな感じ。
このジャッキー・チュンが終始ふざけ倒すのですが、感心なのがアクション部分はキレ良く動いていたこと。ここがさすが香港といった感じ。
宝石を狙って高層ビルの展示会に再び現れた爆弾テロリスト。
ここで面白いのが、ある証拠を持ったヒロインをトイレに追い詰めた時、その品を脅し取る為に銃や爆弾ではなく、何故か大量の蛇をばら撒き脅そうとする謎行動。
しかもその蛇が終盤の伏線として繋がるなんて、最後にそれがやりたかっただけでしょ！という展開は所見では全く想像つかない。
ってな感じで、当初リー・リンチェイ目当てで観たはずが、ぶっ飛び設定の連続で変な所にばかり目が行ってしまう。
ただ、リンチェイのアクションは流石のキレを披露してくれている所と、終盤のど派手な爆破演出は圧巻です！
