どーもキューブ

おとし穴のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

おとし穴(1948年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ドス監督の平凡な日常~妻ある恋それはおとし穴




1948年
アンドレドドス監督


10in1のコズミック出版のDVDみてみようシリーズ。

今回は女優さんドーンにタイトル「おとしあな」で「pitfall」とまあシンプルタイトル。とても気になってた作品、いさぎよさ。

全く想像つかない
10枚から1枚のガチャポン感覚
しかも高品質低予算、シネフィル系大好き案件。
見てみた。




「裏切」がどこで、起こるを楽しみにしてみる。主人公は、保険屋の旦那。毎日のルーティンに飽き飽きしている。
奧さんは、嫌みもなにかも包み込む。
主人公たる保険屋のお父さんにある日、保険調査の依頼がくる。その調査先の家にとある魅力的な女性がいた。まさにそれはおとし穴だった。さてどうなる?みたいな内容。

 本作の魅了人であり、裏切りの女優リザベススコット。

「船に乗ってかない?」

と誘う。船にのらんやろ、見にはいくかもだけど、。差し押さえ物件としてね、。

この女優さんの素晴らしい演技と美貌、リザベススコット。まあ綺麗の塊のよう。ボガードの作品とかに出演。 別検索から。ツイートでもリツイートしたことある。ていうかボガードの共演相手みんなこういう彫り深めな女性やなあ。妻のローレンバコール(ちなみにボギー、4番目の妻)に似ている顔。
劇中、元モデル という設定からの写真がまあ美しい。

そんな保険屋に絡む野郎。なかなかのキャラクターで素晴らしかった。「俺!探偵だけど、あいつに恋してるからな!」と凄い圧力。いきなり職権乱用。他のノワールでも活躍されてる男優のよう。

まあひらたくいうと、「三角関係」物なんだが、とっても引きつけられた。ラストどうなる?どうなる?と心待ちにした。それで落ちもまた見事に日常に戻っていくという円環ループの私の好きな終わり方。

なんと素敵な火サス、昼メロ系のメロドラマだった。やっぱり女優さんの力が強くないと難しいですね!受けの男優は、真面目な感じで進みます。これも性的にゴリゴリくるパターンもありますが、。




さて
おとし穴それは不倫
ぜひ!ご覧ください。


 フィルマ版追記
いやあ面白いっすね。いまから74年前で、このクオリティ。素晴らしいったらありゃしない。
やっぱり女優さん!ありきの作品になりますよねえ。妻役の方不倫相手の役を入れ替えたらと思うと絶対成立しないと思った。つまり、女優ありきなんすよねえ。大事なんだよなーとシミジミ思います。
朝ドラとかも本当に女優さんありきですね(関係ないけど、)

このコズミック出版、コズミックガチャポン映画シネフィルシリーズ、もう1個購入したいと思います。フィルムノワール系を買おうと思ってます。
あと持参品は、2作品で制覇。
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