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ロッキー5/最後のドラマのtetsuのレビュー・感想・評価

ロッキー5/最後のドラマ(1990年製作の映画)
3.5
怒濤のロッキーレビュー!その⑤
最新作に向けてアマプラにて連続鑑賞!!

"ドラゴ"との死闘を終え、引退を決意した"ロッキー"
彼は新たな人生として、新人育成に力を入れ始めたが、一方で子供との大切な時間をおざなりにしてしまい...。

前作のダイジェストシーンを除き、最後までロッキーがリングで戦わないという、今までのお決まり・お約束をぶっ壊したシリーズ屈指の異色作。

これはあれですね。
ロッキー(もしくはスタローン)の人気のおかげで何とか許された作品ですね。笑
ロッキーJrの青春物語としてや、ある人物がダークサイドに堕ちるwというロッキー版『スター・ウォーズ EPⅢ』として観ると面白いので駄作とは言えないですが、とはいえ、個人的にはやはり消化不良...。

なんかDVDジャケットのスタローンのにやけ顔が絶妙で、腹立ってくると同時に失笑が込み上げてきました。
期待して劇場に足を運んだファンの多くが、この顔になったと想像したら、もしくは作品の出来に正直納得いってなかったスタローンがその場で写真を撮られたと想像すると...、ダメだ...笑いが止まらない。(←笑いのツボがおかしい。)

ロッキーが選手育成に力を入れるという点は『クリード』の前哨戦ともいえますし、(あくまで、前哨戦。それが成功しているかどうかは別問題。)なんやかんやで本作を観ていると『クリード2』の感動が本作と比べることで少なくとも5割り増しにはなるので、時間がある方にはオススメです。

というわけで、「なにが最後のドラマだ。こんなドラマ見たくねーよ」と何人かの観客は思ったかもしれないシリーズ史上最大の問題作でした。
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