氷雨水葵

エイリアン2 完全版の氷雨水葵のレビュー・感想・評価

エイリアン2 完全版(1986年製作の映画)
5.0
2022年リライト20本目

「4/26エイリアンの日」に向けて予習!
やっぱり2作目が一番面白いし好き

◆あらすじ
エイリアンとの死闘を終え惑星LV-426から脱出したリプリー(シガニー・ウィーバー)。西暦2441年、コールドスリープ中のリプリーを乗せたシャトルは、サルベージ船に回収された。地球を通過してなんと57年間も眠り続けていたのだ。ウェイランド社のバーク(ポール・ライザー)という人物が、目覚めたリプリーの見舞いに来る。

バークによると、LV-426では20年前から入植が開始されているとのこと。移住計画の一環で、多くの家族が惑星に住んでいるのだ。しかし、ある日、惑星からの連絡が途絶える。海兵隊のゴーマン中尉(ウィリアム・ホープ)は、調査のために植民地海兵隊を派遣することをリプリーに伝え、彼女にも同行を頼む。

リプリーは、エイリアンと戦ったときのトラウマを克服するため、再び惑星LV-426に向かうが―――。

◆感想
1作目よりもアクションが増えていて、さすがジェームズ・キャメロンとしか言いようがない!しかも、リプリーは前作よりもタフになっていて、もはや戦士なんだが(笑)強いヒロイン像を確立したのはここからよね!!見どころが多い今作が、ナンバリング作品のなかでは一番好き!

エイリアン・ウォーリアーがたくさん登場して、エイリアン・クイーンのお姿も!クイーンを中心とした社会を築きつつ、産卵中のクイーンを守る子供たちの姿にうっとり・・・。ただ、セントリーガンを使っての戦闘シーンは、つらいぃ・・・。

とはいえ、リプリーとニュートがフェイスハガーに追い詰められるシーンや、マイケル・ビーン演じるヒックスがリプリーに銃の扱い方を教えてるシーンはすごい印象的。とくに、終盤のビショップがクイーンに切り裂かれるシーンは、子供ながらに衝撃でした。エイリアンといえば、尻尾で貫くシーンが多いですが、その代表ともいえるシーンでしたね!!ちょいちょい出演しているビル・パクストン好きです。『プレデター2』『ターミネーター2』『コマンドー』など、ここにもいるの!?というキャラクターが多く、個人的には今作が一番印象的です。日本語吹き替えは神奈延年さんで、ヒックスを担当した森川智之さんとダブルで惚れた記憶が(笑)マイケル・ビーンは『ターミネーター』にも出演していて、なにかとジェームズ・キャメロンと縁があったのかな。

あと、ランス・ヘンリクセン演じるビショップも最高のキャラクターでした。わりと序盤でアンドロイドだと明かされますが、前作を観た人にとっては「また裏切るのでは!?」と不安になる場面。ハドソンにナイフ技を見せるシーンは何回でも観れるくらい飽きない!!
なんだかんだリプリーに協力して一緒に惑星を脱出するわけですが、3作目でも少し活躍が・・・。
個人的には、セントリーガンで応戦するシーンや、バスケスたちが使う動体センサーのシーンが好き。「2作目と言えばこれよね!」という演出で、細かな音や動きまで覚えてるくらい何回も観ました(笑)

リドリー・スコット監督『エイリアン』のダークさを活かしつつも、ジェームズ・キャメロン監督らしいアクション演出がマッチしていて最高の仕上がりに!リプリーがエッグを燃やしたり、クイーンが激昂したり、と見どころ満載。
娘アマンダの母でありニュートにとっても母であるリプリー。そして、エイリアン・ウォーリアーたちにとっ偉大な母であるクイーン。

2作目は、母親同士の熱い死闘の物語でもあります!
氷雨水葵

氷雨水葵