カミワザ

L change the WorLdのカミワザのレビュー・感想・評価

L change the WorLd(2008年製作の映画)
2.8
こ・・・これもちょっと微妙・・・
何が?って、物語の作りがが軽すぎます。

謎の細菌を開発し、バイオテロらしき事を企む組織。
今度のLは地球の危機に、残された命を全てかけて立ち向かう。
といった内容なのですが、そのバイオテロを目論む組織の目的が何とも安易。
一体君たちは何様のつもりだ!?とツッコミたくなる・・・

それに無意味ななシーンが多いのも目に付く。
例えば、劇冒頭、研究機関にて細菌を調査する所。
久條(工藤夕貴)が防護スーツにわざわざ生着替えするシーンがある。
はっきり言って、見せる所見せないで、そんなシーンいらないだろ!って感じです(笑)

ストーリー運びも適当。観ているうちになんかグダグダになってくる。
だから、最後に帳尻合わせました的な決着も納得できない。

そんな中で、見所を書くとすれば・・・

今回も、L演ずる松山ケンイチの演技力は健在。
残された命が有る為に、積極的に外に出て行く等、原作では観る事が出来ないLなのですが、外で活動するLにも全く違和感無し。Lらしさがあった。
やっぱり松山ケンイチは上手い。L(原作)を良く知っているんだなと感じます。
でもLはカポエイラの達人なんですよ。
その点では監督は(原作)をあまり深く知らないんだな~と感じました。

あと、物語のラストカット。原作を踏襲したシーンがあります。
こういった粋な演出に私は思わずニンマリしてしまいました。
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