たらこパスタ

コントラクト・キラーのたらこパスタのレビュー・感想・評価

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)
4.5
展開だけ抜き出すと王道なストーリーっぽく思えるのが不思議
描かれている状況がユーモラスで、出来過ぎな展開でも、なんだか納得してしまう説得力がありました。

人物の無表情さと手元のアップや静的な画面が醸し出す変拍子なリズム感の中毒性!また、登場人物たちが皆どこか帰属が失われてしまった(少し言い過ぎかもですが)居心地の悪さを克服して行く前向きな力強さがあって魅力的だと思った。

アンリや殺し屋がたどる展開に 運、不可抗力...と感じてしまいます。一方でその過程で案外優しい他人との関わりもあって、このバランスに納得感と希望を感じさせる余韻が残りました

あと音楽かっこよ!!!オープニングもエンディングもめちゃくちゃ好きな感じの曲!そしてバーでの演奏シーンでのコンガのような打楽器とギターの相性の良さ....!
たらこパスタ

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