このレビューはネタバレを含みます
シリーズ3作目。
出木杉くんがデビューを飾った、SF×アクション満載の冒険話。
のっけから人工衛星打ち上げるドラえもんチートすぎる。
野良犬にソーセージ買ってきてあげるのび太にキュン。ジャングルでもナチュラルにしずかちゃんの手を引いたり、割と的を射たこと言うてたりして、やっぱり映画版のび太はイケメンだ…！
話は凄くしっかり出来ていて面白かった。が、のび太たちがややこしいだのよくわかんないだの言うてたように確かに子供にはちょっと難解な気も。
そのあたりが原因なのか、藤子・F・不二雄先生は作品自体の良さは認めつつも「私の世界を理解していない。監督を変えてほしい」と言い、西巻秀夫監督にとっては本作がドラえもんシリーズ最後の監督作となった模様…
(この監督さん、前作『のび太の宇宙開拓史』も手掛けてたからSFが相当好きなのかな？)
個人的には満足な仕上がり。
特に散々我儘言うてたジャイアンの男気溢れる勇気と完璧なタイミングで流れ出す「だからみんなで」が泣ける。この岩渕まことって人、声が優しくて素敵すぎる。はあ、沁みる。作詞武田鉄矢。流石ですTT。
最近、『戦国自衛隊1549』とか『インターステラー』を観たばかりなのでまさかドラえもんがこのジャンル続けてくるとは思わなかった。幅が広いなあ。
のび太たちを見て、こいつら最高の青春してるな～とこれまた観たばかりの『スタンド・バイ・ミー』ばりに微笑ましくなった。のび太たちの友情は大人になっても不滅…だよね？？
強いて言うなら、、、
設定がちょっとマニアックで難解なのと、犬(バウワンコ王子？)があまりに自立して有能すぎて出木杉くん犬verみたいでちょっと愛嬌が足りなかったかな～。
▼その他見どころ
・『しずかちゃんおしっこ』でひと悶着
・ドラえもん、ショックガンはただの武器だよ。
・キャプテンマーベルしずか誕生
・すんごいナチュラルにのび太が鼻ほじって鼻くそピンって指で弾いて捨てる画あったけど要る？？笑
・スネ夫「やだね男のヒステリって」
初期はキレッキレのワードセンスやなあ
・油断してたら急にしずかちゃんの入浴シーンぶち込んでくる迷采配
・巨神像の鳴き声が完全にゴ○ラ
