このレビューはネタバレを含みます
ロメロのリバイバル上映で3作まとめ見、その3:
たぶん本作も今回初めて見た映画のはず。
少年が連続殺人する、吸血鬼?という若干の事前知識程度でした。
あと、特殊メイクのトム・サヴィーニが参加してるってことも。
なので血まみれな一作かと思っていましたが…
見た結果は、「こんな変な吸血鬼モノが大昔にあったのか!」となかなか驚いてしまいました。たいへん興味深かったです。
・主人公は少年(マーティン)だが吸血鬼(ノスフェラト)の家系。実年齢は80歳くらい?
・いわゆる吸血鬼の属性はない。日光大丈夫、ニンニク大丈夫、十字架大丈夫などなど。
・時々人間の血がほしくなる。ので、殺人して血をすする。
殺す方法も、睡眠薬の注射、剃刀で切るなど、現実的な方法。
・いとこ?の老人はマーティンの正体を知っており、監視している。
・マーティンは吸血・殺人行為ではなくて、女性と純粋な恋をしたいと感じており、恋人ができるが…
うむむ、いわゆる吸血鬼モノとは思えない設定。
見方を変えれば、美少年の青春&恋愛ストーリーではないか…
この映画、もしかしたら大昔のレンタルVHSの時代に見てるかもしれません。ただその当時の若造(私)にはこの面白さは伝わらず記憶に全く残っていないのかも。
今ではBD版が発売されているそうで、いい世の中ですね (^O^)
大昔の映画ですが、ちょっと変わった設定の映画に興味がある方なら、見ても損はないと感じました。
(2021/10 映画館にてリバイバル上映で)