YellTao

ぼくのバラ色の人生のYellTaoのレビュー・感想・評価

ぼくのバラ色の人生(1997年製作の映画)
4.0
女の子になれると信じている7歳の男の子リュドヴィック。
メイクする、ワンピースを着る、隣の男の子と結婚すると言う、リュドヴィックの "女の子"である言動のたび、周りで混乱が起き、やがて困難となっていく。
 
自分の染色体Xがゴミ箱に落ちてしまったんだと信じるリュドヴィックの甘く可愛いファンタジーと、厳格なほど性別役割,そのタイプがはっきりしている大人たちのギャップが、厳しい現実として描かれている。
見た目にはハッピーエンドの違和感に、脚本クリス・ヴァンデル・スタッペン自身がトムボーイと知って、納得。
一見、寛容的態度を示すようでいて優越的受容(上から目線的境界)は、マイノリティにとって切実な日常なんだよな〜。
早くLGBTQが認識ではなく個性となるよう心から願っています。
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