このレビューはネタバレを含みます
『We're not the Mafia. We're Irish.』
ディックなしの人生はその後どのようなものだったのか、殺し屋ものコメディはくだらなくてわかりやすい笑いが盛り沢山で飽きても憎めないあたたかさがあった。
歌手を目指していたダニエル(ハリー・コニック・Jr)はあるトラウマから歌うことが辛くなっていて仕方なく歌ってみれば仲間たちは涙する。彼が車でコリーン(サラ・ジェシカ・パーカー)に歌を聞いてもらう時の様子が好き。
Irishといえばギャング・マフィアと揶揄されがちだけど、Scots-Irishで固めた俳優陣と”Danny Boy”がアイルランド民謡だということを知ってそんなものは本作を見て笑い飛ばしてしまえという力強さを感じた。"When Irish are smiling”もアイルランド人のアイデンティティを象徴する歌なのね。
英語圏ジョーク”NEVER MIND THE DOG ,BEWARE OF OWNER“を地でいくギャグもたのしかった。
終盤怒涛の伏線回収も◎、馬鹿馬鹿しい笑。