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殺人狂 THE GUNS & KILLERSのノッチのレビュー・感想・評価

殺人狂 THE GUNS & KILLERS(1996年製作の映画)
3.5
両親殺しのジェームズ・ブラザーズはある雨の降りしきる晩に脱獄をし、逃走中の町で幸せそうなライアン一家に立て篭もる。

しかし、この一家の様子はなんだかおかしく…。

米インディペンデント界の鬼才が放つ、狂気のアクション・ホラー。

内容は、脱獄犯がある家に押し入ると、その家の家族がガチでヤバかったと言う話です。

『悪魔のいけにえ』一家に押し入るようなものです。

サスペンス風味だったものがホラーテイストに。

人質から殺人鬼へ。

悪には悪を。

そして地下室にはゾンビや謎の生物が…。

次々と起こる予測不能の展開。

お話全体としてはグダグダ感と支離滅裂さに溢れてます。

40分過ぎから、凄い勢いで狂っていくんで笑っちゃいました。

意表をついた内容で良かったのですが、ホラーの部分にもっと力を入れた方が良かったかも。

正直、普通の映画を期待するとかなり引きます。

しかし、約束された名作映画を観ることだけが映画鑑賞ではない。

ときに人は、名の知れた大作や万人の認める古典ではなく、“己の手でまだ世に知られぬ隠れた良作を掘り起こして観たい”という欲求に駆られるものである。

カニバリズム、ゾンビ、アクション、監禁などのごった煮。

駄作と言われることが多いようですが、忘れられぬ1本。

ちなみに、ジャケによると「ビデオ化に際し、全米公開時にカットされた過激シーンを追加し、更に違うラストでリリース」したそうですが、元のラストを知らないので何がどう変わったのやら。
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