両親殺しのジェームズ・ブラザーズはある雨の降りしきる晩に脱獄をし、逃走中の町で幸せそうなライアン一家に立て篭もる。
しかし、この一家の様子はなんだかおかしく…。
米インディペンデント界の鬼才が放つ、狂気のアクション・ホラー。
内容は、脱獄犯がある家に押し入ると、その家の家族がガチでヤバかったと言う話です。
『悪魔のいけにえ』一家に押し入るようなものです。
サスペンス風味だったものがホラーテイストに。
人質から殺人鬼へ。
悪には悪を。
そして地下室にはゾンビや謎の生物が…。
次々と起こる予測不能の展開。
お話全体としてはグダグダ感と支離滅裂さに溢れてます。
40分過ぎから、凄い勢いで狂っていくんで笑っちゃいました。
意表をついた内容で良かったのですが、ホラーの部分にもっと力を入れた方が良かったかも。
正直、普通の映画を期待するとかなり引きます。
しかし、約束された名作映画を観ることだけが映画鑑賞ではない。
ときに人は、名の知れた大作や万人の認める古典ではなく、“己の手でまだ世に知られぬ隠れた良作を掘り起こして観たい”という欲求に駆られるものである。
カニバリズム、ゾンビ、アクション、監禁などのごった煮。
駄作と言われることが多いようですが、忘れられぬ1本。
ちなみに、ジャケによると「ビデオ化に際し、全米公開時にカットされた過激シーンを追加し、更に違うラストでリリース」したそうですが、元のラストを知らないので何がどう変わったのやら。