メル

教授と美女のメルのレビュー・感想・評価

教授と美女(1941年製作の映画)
3.9
ハワード・ホークス自身がリメイクした「ヒットパレード」の原作がこれ。
ずっと探してたのをアマプラで発見❣️

「ヒットパレード」は音楽用語版で、こちらは言語学者たちの辞書作りという話。
脚本も同じくビリー・ワイルダーで、あちこちに笑いの種が撒かれている。

何年も屋敷に籠って百科事典を作っている男たちの中に、警察から逃げているギャングの情婦が逃げ込んで来て…。

全く事情を知らない教授たちは屋敷が隠れ蓑にされてるとも知らず、スラングや新しいダンスのステップを教えてくれるギャングのオンナに夢中になっていく。白雪姫の様な設定なのにこの白雪姫が全く品が無いのが笑える。

バーバラ・スタンウィックはこの後ビリー・ワイルダーが監督の「深夜の告白」に出てガラリとイメージの違うファムファタールを演じている。

30代後半のゲーリー・クーパーはこんなコメディもやっていたんですね。
キュートな堅物として笑いを誘ってるし、身長190cmとなればそりゃあ彼女も辞書を積み重ねてその上に乗らないと釣り合わないよねってなる。
メル

メル