「ニューシネマ・パラダイス」の名匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のデビュー作。
世評はよくないのですが、開明獣は楽しめました。悪党の人間ドラマは今の韓国映画のノワールものなんかに通ずるところもあると思うのです。
「顔のない鑑定人」なんかは、この流れを引き継いでいるような気もするし、人間を描くことを基調としてしたトルナトーレの制作姿勢はこの頃から確立されていたとも感じます。
まあ、コアなトルナトーレファンがライブラリ消化の目的でないと、あまり手を出さないだろうし、観ても面白いと思う人も少ないことでしょう。
私が愛してあげれば、それでよろし!!