開明獣

“教授”と呼ばれた男の開明獣のレビュー・感想・評価

“教授”と呼ばれた男(1986年製作の映画)
4.5
「ニューシネマ・パラダイス」の名匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督のデビュー作。

世評はよくないのですが、開明獣は楽しめました。悪党の人間ドラマは今の韓国映画のノワールものなんかに通ずるところもあると思うのです。

「顔のない鑑定人」なんかは、この流れを引き継いでいるような気もするし、人間を描くことを基調としてしたトルナトーレの制作姿勢はこの頃から確立されていたとも感じます。

まあ、コアなトルナトーレファンがライブラリ消化の目的でないと、あまり手を出さないだろうし、観ても面白いと思う人も少ないことでしょう。

私が愛してあげれば、それでよろし!!
開明獣

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