塚本

テナント/恐怖を借りた男の塚本のレビュー・感想・評価

テナント/恐怖を借りた男(1976年製作の映画)
4.0
怖かった。。。もう、そりゃ色んな意味で。

ベルトリッチの「暗殺の森」は大衆(マジョリティ)に染まることで、何とか己のアイデンティティを堅持しようとした男の話だったけど、この作品では目に見えない偏見が暗黙の集合知として、ある男のアイデンティティを緩やかに剥奪していく。
ポランスキーの作品中、俺の中では「反撥」がずっとベスト・ワンでしたが「テナント」はそれを軽く越えちゃいましたよ、今頃になって。

…けど、ホント、怖かった。。。
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