400年前にアフリカから拉致同然にアメリカ大陸に連れてこられた人たちの子孫の一人、マルコムXの伝記映画。マルコムXの存在は一応知っていても、どんなことを言っていた人なのか具体的にはよく知らなかったので、見てよかった。
しかし、アフロアメリカンの人たちは、主に白人ばかりが登場するアメリカ映画を、長年どういう気持ちで見てきたのだろう?遠い外国にいる我々がハリウッド映画を見るのとはまた全然違う思いで見ていたのだろうな、てなことを思った。
彼らがアメリカに連れてこられなければ生まれることのなかった珠玉の音楽の数々が素晴らしい。特に"A Change is Gonna Come."は落涙もの。
眼鏡をかける前のデンセルワシントンの目付き、ゾクッとした。