あっちゃん

悪い子バビー/アブノーマルのあっちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
30年前、オーストラリアのロルフ・デ・ヘール監督が描いた衝撃のR 18+ヒューマンドラマ。日本で劇場初公開。

1993年第50回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。

母親の異常な偏愛により、35年間薄暗い部屋の中に閉じ込められてきたバビー。ある日、父親だと名乗る男が現れたことをきっかけに、バビーは外の世界へ踏み出し、行く先々で暴走を繰り広げる。

これは名作かも。なかなか深い。母親の虐待、近親相姦、動物虐待など胸くそ悪い前半なのだが、後半は一変してコミカルタッチ。純粋無垢なバビーが、外の世界に触れてから、少しずつ人間らしくなって行く姿に安堵した。

R 18+指定で大人でも刺激が強すぎる作品なのに、小学生ぐらいの女の子が母親に連れられて観に来てたのでビックリ。
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