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旅情のkunicoのレビュー・感想・評価

旅情(1955年製作の映画)
3.0
「アバンチュールをヴェニスで」なんて陳腐なタイトルを安易に付けず「旅情」とした当時の担当者は偉いと思いました。だってこれ、ヴェニスでアバンチュールする話なんだもの。

期待、興奮、不安、孤独、その旅情全てを網羅した女海外一人旅ムービー。
私も学生の頃よくバックパック担いで海外に行ってたけど、その時感じたものが全部詰め込まれていたので懐かしさ満載でした。

ちなみに「アバンチュールをパースで」ならドイツ人と経験したことがあるので甘くも苦い思い出が溢れ出てきて何か寒気した。
映画を観ていて全て自分の記憶に置き換えてしまうのよくないなと思いました!はい!

しかしイタリア男というのは本当どうしようもないっすなあ。チョイ悪男が独自の恋愛観でアメリカ女を論破するシーンは「オイオイちょ待てよお前マジか?」と左肩思い切りどついてやりたくなりました。

大人の恋愛に子供の存在があるのはやっぱ良いな〜
物語に広がりが出るっていうか、恋愛劇において男と女の関係性だけを見せる映画とは満足感がちょっと違う。

イタリアが舞台なのにご飯が全く出てこないのはビックリ!
ピザは?!パスタは?!!
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