あっくん

フライド・グリーン・トマトのあっくんのレビュー・感想・評価

4.8
少しお休みしてレビュー再開しますが、大好きな作品のレビューを色々見つめ直したい意味で、再鑑賞レビューを中心にこれからやらせて頂きます🎵新しいレビューも引き続きやります。(>w< )
久しぶりのレビューは夏のノスタルジックに浸る大好きなジョンアヴネット作品再鑑賞レビュー❗❗

🍅あらすじ
ジョージア州に住む、エヴリン・カウチは40代の専業主婦で、日々の生活に倦怠を感じていた。夫のエドは、彼女よりもテレビの野球に夢中で夫婦仲は冷えていた。エヴリンは自己啓発セミナーに通ったりして、何とか現状打破しようと試みるが効果はなく、唯一の心のより所はチョコレートという悲しい日々を送っていた。ある日エヴリンは夫と叔母に会うため老人ホーム出かけ、そこに暮らす老女ニニー・スレッドグッドと出会い、とある殺人事件と二人の女性の昔話を聞くうちに、エヴリンは引き込まれながらも人生を見つめ直していく・・・。

🍅感想
現在と過去というそれぞれ違った世代が織り成す、二人の女性と二つの素敵な友情から、人生で何が大切なのか…❓❓(*゚ロ゚)ハッ!
古きアメリカ南部の人種差別、女性の社会的地位の低さ、白人至上主義のKKK団、DVかという暗い時代背景の中でたくましく生きるボーイッシュなイジーとお嬢様育ちのルース…。真逆な二人ながらも大切な人を亡くした者同士…。(イジーとルースが時々、“赤毛のアン”のアンとダイアナに見えてくるのは、私だけかな…💦(´・ω・`))
そんな二人の友情を物語る笑顔が素敵な老婆ニニーとそんな友情物語を引き継ぐかのように聞く内に、地味で人生に疲れを感じた中年主婦エヴリンがポジティブに少しずつ変わっていく…。
人と人との出会いというのは大切な事…そして出会いにより心を開いて関わり合う事の素晴らしさ…(*'∀'人)♥*+
勇気と元気がもらえ、そして考えさせられる…グイグイと引き込まれる二つの物語は、まるで素敵なキルトを縫い合わさったかの様な沢山のメッセージが込められている希望を持った素晴らしい名作です🎵暗いテーマながらもとても観やすい所がポイントです🎵(*δωδ*)

最初に映し出されたアラバマ州の緑豊かな美しい森の中のゴーストタウン…なんだか切なく思いました…。街の時が止まったと同時にこんなお話が封印されていたなんて…。ε=(・д・`*)タメイキ
そして、殺人事件はちょっとしたブラックな結末のおまけ付き(苦笑)( ̄□ ̄|||)
ラストの蜂蜜はとても印象的❗なんか色々考えちゃいますね~ニニーは実は〇〇…なんてね✨色々ツッコミたいけど、まあいいか🎶d(*ゝωб*)

🍅キャスト
キャスト陣も魅力的で素敵✨
現代の主婦エヴリン役のキャシーベイツ(タイタニック、リチャードジュエル、幸せの隠れ場所)、そして老婆ニニー役のジェシカタンディ(ニューヨーク東8番街の奇跡、ドライビングミスデイジー)、過去に生きるイジー役のメアリースチュワートマスターソン(恋しくて、妹の恋人)とルース役のメアリールイーズパーカー(レッドシリーズ、レッドスパロー、依頼人)の主要キャラクターに加え…。
クリスオドネル(NCISシリーズ、セントオブウーマン)、最近亡くなったシシリータイソン(ヘルプ、きいてほしいの、わたしのこと)等。

この作品を観た方は是非とも、ジョン監督の「8月のメモワール」を観てください❗次回の再鑑賞レビューとさせて頂きます❗d(*ゝωб*)
あっくん

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