あっくん

レディ・エージェント 第三帝国を滅ぼした女たち/暗闇の女たちのあっくんのレビュー・感想・評価

4.5
久しぶりの中古DVD良作発掘作品🎶(*^^*)
今回は実在の人物を元に作られた作品です✨

🪖あらすじ
1944年5月、フランス・レジスタンスの一員である女スナイパーのルイーズ・デフォンテーヌは夫がナチスに殺害された後にロンドンへと亡命し、チャーチルが指揮する諜報・破壊工作の英国秘密特殊作戦執行部SEOから極秘の任務を言い渡される。

それは連合軍のノルマンディー上陸(第二次世界大戦末期に行われた、歴史上最大の上陸作戦)を成功に導くための決死の作戦だった。
それは侵攻の準備中にドイツの手に落ちた英国諜報員を救出するという連合軍のノルマンディー上陸を成功に導くための決死の作戦だった。
その為に選ばれたのはルイーズ含めた5人の女性達。

そして後に、スパイ活動の中心人物の一人であるハインドリッヒ大佐の暗殺というほぼ自殺行為に近い過酷な極秘ミッションへと導かれる。

🪖感想
B級っぽい邦題、パッケージとは裏腹に実在の人物をモデルにしている影響か、とても観応えのあると感じながらも一度は観るべき作品かとも思いました。

※実在の人物は英国秘密特殊作戦執行部SEOのエージェント、リサ・ド・ベサック(本名リセ・マリー・ジャネット・ド・ベサック)
因みにフランス語の原題は“Les Femmes de l'ombre”意味は“影の女達”

そんな重要のメンバーは寄せ集めで、しかも主人公以外は各個人に数回の訓練しか経験していないという素人💦( ゚д゚)ポカーン
そんなそれぞれ個性派メンバーとして、
・渋々参加の元娼婦で殺人犯ジャンヌ
・爆発物が得意とする純情なガエラ
・ミッションに自信ない元ナチス将校の愛人スージー
・すでに潜入するユダヤ人のラジオオペレーターマリア

内容は前半が救出劇、後半が暗殺計画と分けられ、戦争という過酷なリアルを見せつけられる中、銃撃戦、潜入(空からも含め)、逃亡劇、、拷問、お色気と様々。
かっこいいアクションや悲惨な戦場・拷問シーンは勿論、素人の様な一生懸命な行動もどこかリアルさを感じてしまいます。

また、キャスト陣の体当たりかつ逞しい演技は良かったです🎶
ソフィー・マルソーのクールな格好良さ、お気に入り作品“タイピスト!”の主役のデボラ・フランソワがいたのも嬉しい✨(当時21歳)
その中でも一番裏切りそうなジャンヌが印象深い活躍で演じていたジュリー・ドパルデュー(名優ジェラール・ドパルデューの娘)が一番良かったです✨

脚色はされているとはいえ、実際にも戦場で女性達が活躍してきた事は事実…。
冒頭・エンディングでも昔の写真として映し出された女性達1人1人はどんな活躍をしていたのか…?
戦争での虚しさ、そして悲しさ…。
そして儚くも切ない勇敢な女性達の活躍…。
戦場で活躍した女性達に敬意を表します。

※本作のキャスト陣の中では、以下の豪華なキャストが降板されています。
ガエラ役→メラニー・ロラン(イングロリアス・バスターズ、オーケストラ!)
ジャンヌ役→エヴァ・グリーン(007カジノ・ロワイヤル、ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち、ダンボ)
メルヴィル・プポー(ぼくを葬る、夏物語、わたしはロランス、Summer of 85)

🪖キャスト
監督はジャン・ポール・サロメ(ルパン、わたしはモーリーン・カーニー)

ルイーズ役のソフィー・マルソー(007 ワールドイズノットイナフ、ラ・ブーム、ブレイブ・ハート)

役のジュリー・ドパルデュー(ラッシュアワー3、ロング・エンゲージメント)

役のデボラ・フランソワ(タイピスト!、セザンヌと過ごした時間、ある子ども、メモリーズ・コーナー)

役のマリー・ジラン(ココ・アヴァン・シャネル)

役のマヤ・サンサ(夜よ こんにちは、レッドスネイク、パリの記憶)

ハイドリッヒ役のモーリッツ・ブライブトロイ(esエス、黄金のアデーレ 名画の帰還、ミュンヘン、ワールドウォーZ、ミケランジェロの暗号、太陽の恋して、ゲーテの恋)
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