こぅ

マイ・サマー・オブ・ラブのこぅのレビュー・感想・評価

マイ・サマー・オブ・ラブ(2004年製作の映画)
4.1
【イーダ】他、ポーランドのパヴェウ・パヴリコフスキ監督
デヴュー作で、多感な思春期の少女のひと夏の経験を描いた
ビターな【青春ラブ・ストーリー】。

*決して、18年前のエミリー(21)の裸体を拝みたかった
だけではない(以降脱いでないなら貴重であるが)。

サスペンスではないが、オチは読めん‼︎


田舎での空虚な生活に興味を失っていたモナ(ナタリー・
プレス)の前に現れたのは、都会から避暑で村を訪れている
美しく高慢なタムジン(エミリー・ブラント)。正反対の
2人は、急速に距離を縮めていく。優雅なタムジンの秘密を
知ったモナは、自分だけがタムジンの理解者だと考え始める。
毎日を2人で過ごし、甘く危険な共犯関係に熱病のように魅了
されていくモナは、タムジンに全てを捧げようと心に決める
が…。


冒頭、道沿いの草むらで寝ているモナを心配して近づく、
タムジン。
モナのエンジンの無い中古バイクに対して、タムジンは白馬
という出会いが面白い(逆さ目線も良い)。
まるで、先のモナにとっての白馬に乗った王子様的になる象徴
のよう。屋敷に消えて行くタムジン。

モナは、兄、フィル(バディ・コンシダイン)がキリスト教に
ハマっている事で、かつてより距離を取っていた。又、
失恋も重なり、精神的に孤独であった。
そんな時、タムジンのいる屋敷に足を運ぶという流れが、
シンプルで無駄がない。

一気に親しくなる、【お嬢様と孤独な少女】が自然に描か
れる。

もっと距離を縮める過程も、唐突 Lに、、という不自然な
事にならず、流れ的に踏んで行って L(SEX)に発展も無理が
無くて良き。

そんな過程の中で描写される丘の上からの美しい イギリス田園
風景なども見どころ。

特に目新しさ無い定番ガーリームービーに宗教色を加味
(でっかい十字架儀式は印象的)。

カメラは手持ち多用で、臨場感を演出。

2人のどちらが、強く惹かれているか⁈の脚本や演出は重要
で、そこもお上手。

終盤、モナの兄を◯◯するタムジンのシークエンス。
これがタムジンの性格が最も顕著に出て、終盤の 伏線 にも
繋がっている。

本作は、【サスペンスでは無い】が、サスペンスチックなオチ
、逆にサスペンスまでイッては破綻だし、一歩手前の、ギリ
の絶妙ライン(ライトでもヘヴィでもない)で秀逸‼︎

0.2加点。


ラスト、、行くところまでは、、
1人⁈2人⁈の忘れられない ひと夏の経験 になるだろう。

エミリーとナタリーのベストキャスティング‼︎


*エミリーは、美乳。

*薄眉ナタリーは、ホラー向き顔(シシー似)で、【キャ
リー】のリメイクにはクロエよりピッタンコ。
こぅ

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