おだまき

のぼうの城のおだまきのレビュー・感想・評価

のぼうの城(2012年製作の映画)
3.5
“のぼう様”と領民から慕われる城代・成田長親は、天下統一を目指す豊臣秀吉方2万人の大軍を指揮した石田三成の攻めに、わずか500人の兵で対抗する。


圧倒的な戦力の差。

主人公は、平時は領民から"でくのぼう"と笑われるが、いざというときは敵味方関わらず魅了させる人格者。

弱者は人望と戦略で食らいつき、勝つことを疑わない強者を脅かす存在となる。



弱者が強者に立ち向かう。王道ですが、すきな流れです。原作小説は未読。いつか読みたいと思っています。

言葉遣いが現代的な印象を受けました。特に気になったのは「ごめん(面目ない、とかではないのか)」「惚れている(お慕いしておる、とか?)」の2箇所です。戦国時代の言語には疎いのですが、当時からそのような言葉遣いだったのか、個人的に調べてみたいなと思いました。NHK大河の場合"時代考証者"と呼ばれる方が時代に則した言葉になるよう確認、提案することがあるようです。
本作は時代考証者の確認があるのか、原作小説に則したのか、話の流れを重視したのか気になるなーと思いました。


最後ナレーションからのエンドロール映像が好きです。

2021-10
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