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ドリームハウスのRのネタバレレビュー・内容・結末

ドリームハウス(2011年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2012年、アメリカの作品。

監督は「イン・アメリカ/3つの小さな願い事」のジム・シェリダン。

あらすじ

編集者だったウィル・エイテンテン(ダニエル・クレイグ(ナイブス・アウト 名探偵と刃の館の秘密」)は愛する妻と子どもたち2人と共に勤めていた出版社を辞め、郊外に家を買うが、そこでは過去に一家殺害事件が起きており、奇怪な出来事が相次ぐ。

Netflixにて、2度目。

初めて今作を観たのは、いつも映画を観る友人がプッシュしてくれたからで、そん時は面白かった記憶がある。そこから、ようやく記憶が薄れてきたので、鑑賞。

所謂どんでん返し系のミステリー。映画をある程度観た人なら、周囲の人たちの不審な行動から「あれ?これは…もしかして…」とおおよその予想がつくはず。

ただ、前半の007ことボンド役でお馴染みのダニエル・クレイグが仲睦まじげに家族と触れ合っているシーンが挟み込まれるたび(ダニエル・クレイグと妻リビーを演じたレイチェル・ワイズ(「女王陛下のお気に入り」)は今作の共演で付き合い始め、結婚したそう)どうかこの予想が外れてくれとも思うはず。

ただ、その予想は中盤当たってしまうんだなぁ〜。

カメラ映像の切り替わりによって、真実が発覚したと同時に、それまでの清潔感溢れる感じが、ガラッと変わって荒み切ってる感じに変っちゃってるところも怖い。

主人公の名前がエイテンテンて!!とツッコミどころだったのも実は伏線だったとは!!やっぱそんな名字ないよな笑

ただ、今作が面白いところは、そんなどんでん返しがあるのが中盤でそっからは真相の究明パートに入るところ。

意味深だった隣人アン・パターソン(ナオミ・ワッツ(「ウルフ・アワー」)を協力者に捜査を進めるウィル改めてピーター・ウォードなんだけど、更に面白いのは奥さんも子どもも件の屋敷内では妄想が破られた後も実在しているところ。

だから、どっかスピリチュアルな要素も入ってる。

終盤なんか、確実に見えないだけで犯人を音で撹乱したりとちゃんと実在しちゃってるし!!ここはちょっと反則なような…とも思わないが、まぁ真犯人も大方の予想はつくし(登場人物が少ないのと、明らかに敵意剥き出しのため)、今作のキモはミステリーよりも家族愛に重きを置いていることは明らか。

だから、なんかラストはピーターにとってはハッピーエンドだけど、すげぇ哀しい話だよなぁ。

唯一、娘が息絶えるシーンでお姉ちゃんがグタッとなったのを完全にチラ見してから妹ちゃんが「あ、今だ!」とつられてグタッとしたのはちょっとほっこりしたけど笑

あまりにも切なくなったので、これ観た後、小説家として大成した後、名探偵になった世界線として同じダニエル・クレイグ主演作の「ナイブス・アウト」観ました笑。
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