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晴れ ときどき くもりのRのネタバレレビュー・内容・結末

晴れ ときどき くもり(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2009年のアメリカの作品。

監督は「マイ・エレメント」のピーター・ソーン。

あらすじ

あらゆる動物の赤ちゃんは雲によって生み出され、それをコウノトリが親元に運ぶ世界。そのうちの、ある雲が生み出す動物は危険動物ばっかりで担当のコウノトリは運ぶたびに次々に酷い目に遭うのだが…。

明日から新年度!!ということで我が保育園にも新しい新入園児がたーくさんやってくるということで新年度に相応しい一本をチョイス。

ちなみに「カールじいさんの空跳ぶ家」の同時上映らしい。なるほど、関連性あるね。

で、お話はあらすじの通り、コウノトリが赤ちゃんを運ぶというお話は数々の童話に出てくるわけだが、その赤ちゃんを空に浮かぶ雲が神様の代わりに生み出していたら?という流石ピクサーとしか言いようがない内容となっている。

で、この世界、一つの雲につき、一羽のコウノトリが担当となっているわけなんだけど、他の雲よりもやや色合いが曇りがかっている雲が生み出す動物はワニだったり、突撃ばっかしてくるヤギ?だったり、ヤマアラシだったりと危険動物ばっかで担当のコウノトリも運ぶたんびにボロボロ…。要はブラック部署なわけで…というところがまた面白い。

俺もちょうど次のクラスが前年度がめちゃくちゃいいクラスだったもので、次年度のクラスがその反動かめちゃくちゃクセ強メンツが揃っていて、まだ始まってもいないのに波乱の一年になることがもう既に覚悟しなきゃならないわけで、この映画でコウノトリが理想的な雲に理想的な赤ちゃんとキャッキャしてる姿を羨ましそうに見つめる姿が他人事とは思えない…。

まぁこの曇り雲も悪気があって、危険動物ばっか生み出してるワケじゃないんだけどね。

で、生み出す前の原型からもう既に運ぶのが一苦労なサメであることがわかっちゃってて、遂にコウノトリが逃げ出して…と思ったら、なんと…のコウノトリの行動に思わずグッときてしまった…。

そうだよな、渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」じゃないけど、目の前の環境から逃げ出しちゃダメなんだよな。まずはぶつかって、やってみることこそ大事なわけで。

いやぁ、確か一回は観ていたはずなんだけど、全然内容覚えてなかったんだけど、不思議とこのコウノトリと境遇が似ていたもので改めて観たらめちゃくちゃ刺さった作品だった。同じ子どもに関わる身として、俺もコウノトリのようにボロボロになりながらやってみようっと。
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