音楽映画好きの皆様、ジョン・カーニーばっかり観てる場合じゃないぞ！
舞台はスコットランドの大規模ロックフェス。フェスの出演者であるミュージシャンの男女が、ひょんなことから手錠で繋がれてしまう…。
◆◆
イントロの1シーンでこんなにワクワクしたのひさしぶりだなあ〜〜！手錠に繋がれる流れスムーズ過ぎて笑った、爽快。
手錠に繋がれた仲の悪いふたり！演奏はどうなる？トイレどうする？お互いの恋人困惑！服も着替えられん！
「ひょんなことから離れられない男女」って設定はまあ比較的古典的だけど、いやいやフェスでしかもミュージシャン同士がそうなるからいちいちおもしろいんよな〜。
◆◆
ドキュメンタリックに撮影されてるのが最高。最高にして最適。真ん中二人がおもしろいのは勿論、まわりの人間の過ごし方もすげー楽しい。
フェス数回しか行ったことない苦手意識僕でもニヤニヤそして物寂しくなるくらい、きっとフェスの空気って閉じ込められてるんちゃうかなあ。いや、閉じ込められとるんよ、だって実際のフェス撮ってんだもの！
音楽も良かったなー。
良かったというより、良く感じた。良く感じたってつまり、対音源じゃなくて、空気感含めたやつ。
物語的な演奏シーンも上がったけど、時間の経過で変化する音楽が臨場感だなあ。僕はUKロックに明るくないからあまりわからなかったけど、観る人が隣で観てたら、いちいちうるさいんだろうなあ。
あー。いまフェス超行きたい。
◆◆
ラスト、想像とは離れていたけど、これまでの累積ですごく愛せるラスト。すっごい良い意味で「結局ノリでしょ？」、てか「ノリに行ってんだよバカヤロー！」やな！ノせてくれてんだから、ノっとけ！
