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映画 鈴木先生のryodanのレビュー・感想・評価

映画 鈴木先生(2012年製作の映画)
3.6
2015-11-24

長谷川博己主演。
全くの予備知識なしで鑑賞。最初は何だ?これって感じでした。不自然な演出に抵抗がありながら、中盤から引き込まれていきました。やはり富田靖子さんの登場からでしょうか。喫煙と生徒会選挙と卒業生。うまく絡まりながら転がっていきました。学校教育の限界と、現代社会の息苦しさ。そんな中でも、子供は確実に成長していく。世界が自宅の半径3Km以内にしか居場所がなくなって、その責任を卒業した学校に押し付けるやり方は全く理解できない。自分が十代の頃に感じていた、冷めた大人への感情。そういうのって、今の子供達は持ってないのかな。アツくなるのがうすらカッコ悪い。後半の茶番劇にも納得いかず。その分、鈴木先生の深い魅力がジワジワと浸透してきました。ホントに世界を変える気でいる。少なくとも作品では。最近、本気度と世界を変えるに敏感ですから(笑)。
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