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つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語のmanamiのレビュー・感想・評価

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「つや」は「艶」、短い人生を苛烈に生きた女性の名。顔は一切映らないけど、きっと男を虜にする種類の美しさを持った人。「カワイイ」は正義だけど、「美しさ」は時として、悪や毒によく似たものになる。
艶の従兄弟の妻、艶の元夫と関係をもつ女、艶の愛人だったかもしれない男の妻、艶がストーカーしていた男の恋人、艶のために父親から捨てられた娘。キョンキョン目当てで見たけど、他の女優陣もとにかく豪華。
「つや」は「通夜」、別れの夜に阿部寛が放った「ざまあみろ」は「愛してる」と意訳したい。ラストの三人は新しい絆の始まりを予感させて、このお話で唯一のぬくもり。
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