片手で数えられるくらいにした観たことなかったウェスアンダーソン。
しかも、そのどれも今までハマらなかった。個人的に。
今作もそんな訳でなかなかに食指が動かなかった。初見『ムーライズキングダム』。
いや、おもしろいっ!
恋に落ち、駈け落ちする二人の少年少女が、まぁかわいい、かわいい。
気づいたらおじさんは全力で二人の駈け落ちを応援しちゃってました。←いい観客。
ともかく。ウェスアンダーソンのあの独特な世界観の中で、登場人物達の繋がり、愛らしさ、優しさ、苦悩、葛藤、成長、様々描かれた傑作かと。
皆さん言うとおり現代版小さな恋のメロディ。
ジャンピエールジュネの作品があまり好きじゃなかったのを『天才スピヴェット』で思いっきり覆された様な、思いっきり裏切られた様な(いい方に)快感、解放感がありました(作風も若干にている気が)。
なんとなくでも、観てよかった。
ウェスアンダーソン洗い直しだな、こりゃ。