たき

岳 -ガク-のたきのレビュー・感想・評価

岳 -ガク-(2010年製作の映画)
3.5
本日2本目「岳‐ガク‐ 」を観る。

まさみは小学舘の原作漫画ヒロイン演りがち問題。

最初はですね、
えー、山登りのお話?
雪山ですよね。冬のお話ですよね。
それってまさみが乳もくびれもおみ足もさらさないってことですよね。
とか思っておったですよ。←ひどすぎる。

明らかに夏に観る映画じゃないけど、まあ祭だからね、しょうがないねとほぼ消化試合をこなす引退間近のピッチャーのように再生したその126分後。

ギ ャ ン 泣 き し て る ん で す が。

まさみはまさみ史上最も強いまさみ。
小栗旬は小栗旬史上激しくやさしいかっこいい小栗旬。
なんだこれ。
侮ってた。
ごめんなさい。
126分前の俺を裸一貫で雪山に置き去りにしてやりたい。←山にゴミを捨てるな。


なんであんたちみんな、あんな死と隣り合わせのところに、好き好んでわざわざ行っちゃうのか。

そこに山があるからさ。

ここまでがテンプレですが、テンプレにはテンプレになるだけのそれなりの理由があるわけで。

実際の話、死と隣り合わせなのはなにも山に限った話ではなく。
むしろわかりやすく危険を五感で感じられるだけやさしい世界なのかもしれない。

どんなに傷ついて、苦しんで、死にそうな目に合っても、結局気がついたらこの先の、かつてたどり着いたあの場所を目指してる。
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そういうものに、わたしはなりたい(賢治使いがち問題)
たき

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