ダイヤ強盗団のメンバーの1人フィッシュが6年ぶりに出所となり、元メンバー達が出所祝いにと寿司の女体盛りを用意して待っていた。しかし、彼らは出所を祝う気などなく、事件時に消え失せたダイヤのありかについて、フィッシュを問い詰めようとする、、、的なお話。
キャストがシブいんですよね。
「スター・ウォーズ」のルーク役で有名なマーク・ハミルと、
「ネバーエンディング・ストーリー」のアトレイユ役で有名なノア・ハザウェイが共演しているのは、この作品だけでしょう(笑)。
両人とも立派なオッさんとなっており、在りし日の面影すらないです。
ただし、演技は流石に上手いですよね。特にマーク・ハミルの怪演っぷりは一観の価値ありです。
他にもサニー千葉とかダニー・トレホなんかがちょろっと出ています。
全体的なストーリーや雰囲気は、言うなればタランティーノ風味。
「キル・ビル」と「レザボア・ドッグス」を足して3で割って足りない部分を「かつての人気名優の名声」で埋め合わせたような感じ。
くだらない与太話がダラっと続いたり、包み隠さないバイオレンスな描写だったりはかなりタランティーノ。
「中国王朝風で残念。日本っぽくない」というセリフで、似非ではない日本通ぶりをアピールしていたり、やや無理のあるプロットがチラチラ見えたりするのも残念。
タランティーノファンが作ったタランティーノ風味の似非タランティーノ映画とでも言いますか。
コートニー・パームがやたら綺麗だったり、アトレイユとルークの共演が観えたりできたのは確かに良かったかな。